お客様にもっとスイートのことをディープに知っていただきたいとの想いから始めた「SWEETrivia」シリーズ。
ロゴも作ってみたところで、第5回目の今回は、「3立て」についてお話しします。
みんなが魅了される美味しさの秘密「3立て」とは
お店に来ていただくと
「やさいぱん焼きあがりましたいかがでしょうか〜」
「揚げたてのスイート特製カレーパンいかがでしょうか〜」
「作りたてのたっぷり野菜サンドがご用意できました。いかがでしょうか〜」
というライヴ感あふれる声が聴こえるかと思います。
これがスイートのこだわる3立て 「焼き立て」、「揚げ立て」、「作り立て」 です。
一部ハード系のものは少し時間をおいてもいいものもありますが、惣菜パン、揚げ物類、サンドイッチ類はやっぱり出来上がったばかりが一番!
ホクホクした温かさ、チーズのとろ~りシズル感、カレーパンのサクッとしたパン粉の食感、デニッシュ系のホロホロとした歯触り、などなど、地元手作りベーカリーならではの特徴ですよね。
そんな出来立ての美味しさをお客様にお届けしたいとの思いから、スイートでは1日に何度も少しずつ小ロットで仕上げるようにしています。
食パンなら2回~3回、明太フランスならなくなりそうになったら次の分を、カレーパンも1時間に数回ずつと言った具合です。
かと言って生地の仕込みを少量で行うことはできませんので、同じ生地を複数の商品に分けたり、発酵温度を調整することで、時間をコントロールしたり、発酵が必要なパンと発酵時間をそれほど取らなくても良いパンを組み合わせて売り場にバラエティを出したりしているのです。
サンドイッチに使う野菜もたまごサラダも毎日お店で早朝から洗ったり、茹でて殻を剥いたりしているんですよ。
窯のコントロールはまさに職人技
お店の品出し台のすぐ後ろにはデッキオーブンと呼ばれる窯があります。
基本的にパンの種類によって焼く温度時間が決まっていますが、上の段や下の段でどのようなパンを焼いているかによって若干温度の影響を受けてしまうため、最終的には見た目で見極める部分もあります。
1分遅れただけで焼き色が強くなり過ぎてしまい、それまでの数時間分の工程が全部無駄になってしまうこともあるため本当に気が抜けず、真冬でもかなりの勢いで必死に動き回って汗だくになるポジションです。
それもこれも全てはお客様においしいパンをお届けして笑顔になっていただくため。
粉から生地を仕込む段階、生地を整形して発酵させる段階、窯での焼き上げ、売り場での陳列、一連の工程が3立てを維持しつつお客様に喜んでいただくためのものです。
そんな「3立て」の思いがぎっしりと詰まったパンですから、お買い求め後は是非お早めにお召し上がりください。
店内のイートイン席はまだお使いいただけませんが、外のテラス席はご利用いただけます。少しずつ春めいてくるこれからの季節、遠出はできなくても、スイートのパンで楽しんでいただけたらと思います。
投稿日:2021.02.28